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溶接女子って何?溶接工になるメリットなどを詳しく解説!

最近では女子の間でもDIYがブームとなり、ものづくりに興味を持つ女性がかなり増えてきています。
実際に工業高校へ進学する女性の数も年々多くなっているといわれていて、建設業界や製造業界へ就職を決める女子の比率もアップしています。
このコラムでは、最近製造工場や建築現場で活躍している溶接女子について、詳しく解説します。
ものづくりや溶接工という仕事に興味のある女性には参考になる内容となっているので、ぜひご覧ください。

溶接女子って何?溶接工になるメリットなどを詳しく解説!

溶接女子とは

溶接女子とは、溶接工を職業にしている女性のことです。
溶接工とは、溶接の仕事をしている人を指し、自動車業界をはじめとする各種製造工場や建設現場などで働いています。

溶接というのは、いろいろな部材に加熱や加圧を施して、1つの部材に接合する加工技術のことで、あらゆる製品の加工に欠かすことができない重要な技術です。
溶接に関わる仕事をしているのが溶接工で、最近では溶接工を目指す女性が増えています。

とはいえ、溶接女子の割合は男性と比べると圧倒的に少ないのが現状で、2018年に厚生労働省が行った統計調査によると、溶接工をしている女性は全体の3.7%という結果が出ています。
しかし、2015年に行われた調査結果より女性比が増えていることから、今後も溶接女子の数は多くなっていくことが予想されます。

溶接の仕事は、分かりやすくいえば異なる2種類以上の金属などの素材をつなぐことで、主に火などの熱で素材を溶かし接合することから、「女性には危険過ぎるのでは?」と思う方も多いかもしれません。
確かに、溶接工は危険を伴う仕事ではありますが、慎重に作業を行えば危険はかなり高い確率で回避できるようになっていますし、何よりも溶接工には繊細さが求められるため、細かく丁寧な作業が得意な女性に向いている職業なのです。

溶接女子に向いている人の3つの特徴

溶接女子になるのに向いている人の特徴を3つ紹介するので、溶接工に興味のある方は参考にしてください。

体力のある人

溶接工は男女関係なくできる仕事ではありますが、重い金属を取り扱ったり、建設現場で動き回ったりすることも求められたり、一日中立ちっぱなしでいたりすることもあるため、一定の体力は必要になります。
そのため、もともとスポーツなどをしていて体力に自信がある方は、溶接工に向いているといえます。

細かい作業が好きな人

前項でも記載しましたが、溶接工には繊細な作業が求められるため、細かい作業が好きで集中力のある人は向いています。
溶接の仕事では、小さな部材をつなぎ合わせなければいけないことも多く、失敗をすれば何度もやり直さなければいけなくなります。

細かい部材をつなぐためには高い集中力も必要で、何度も失敗をすれば会社にも周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
溶接の作業には危険もつきものなので、細かい作業をしながら安全に配慮ができて、丁寧な仕事ができる人にはおすすめといえます。

下積みに意味を見出せる人

溶接工になるのに特別な資格は必要ありませんが、一人前の職人になるには10年以上かかるのが当たり前です。
どんなに手先が器用で緻密な作業をこなせる自信がある人でも、すぐに一流の溶接工にはなれません。

また、未経験者は最初のうちは単純な作業を任せられることが多く、徐々に仕事を覚えていく環境におかれることも多いです。
そのため、下積みに意味を見出せない方は溶接工には不向きで、我慢強く地道に仕事をこなしていける方には向いています。

溶接女子になる4つのメリット

次に、溶接女子になるメリットを4つ紹介します。

長く続けられる

一人前の溶接工になるにはかなりの年数が必要になりますが、確かな技術を身につけることができれば、年齢に左右されることなく長く続けることができる職業です。
一般的な事務作業に就いた場合は、代わりがいくらでもいるため自分の意思に反して退職を余儀なくされるケースが多く見られます。

しかし、技術力がある溶接工が仕事を追いやられることはありません。
したがって、一生続けられる仕事を求めている女性にとって、溶接工になることにはかなり大きなメリットがあります。

やりがいを持ちやすい

溶接の仕事を単純なルーティン作業だと勘違いしている方も少なくないようですが、溶接の技術は非常に奥深く、スキルを駆使して製品をつくり上げたときのやりがいはかなり大きいといわれています。
決して同じことを繰り返す単純作業ではなく、腕が上がれば職場でも一目置かれるようになり、その点でもやりがいを持ちやすくなっています。

高収入を得やすい

溶接工になるには特別な資格も経験も必要なく、技術力がなければ給料が安い状態がある程度の期間続くことになる可能性は高いです。
しかし、溶接に関する資格はいろいろ用意されていて、技術力がアップして資格も取得すれば、男女問わず高収入を得やすくなっています。

転職しやすい

溶接工は、腕さえあれば仕事に困らない職業です。
溶接工の需要が高いことから、転職しやすいことも大きなメリットです。

まとめ

溶接の仕事に限らず、製造業界ではどんどん機械化が進んでいて、多くの工場や現場にもロボットが導入されるようになっています。
溶接ロボットを使用する工場も増えていて、溶接工の需要にも影響が出ることが懸念されていますが、溶接にはどうしてもロボットではできない高い技術が求められます。
そのため、男女問わずに確かなスキルさえ身につけられれば、この先どんなに機械化が進んだとしても、溶接工の仕事がなくなることは考えにくく、溶接女子の未来も明るいといえます。

溶接の仕事を行っている株式会社ヒビヤトでは、やる気のある溶接工を募集しています。
溶接女子を目指したい方のサポート体制も整えているので、興味のある方はぜひご連絡ください。

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