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配管工の年収はどのくらい?仕事に見合う収入は得られる?

日常生活を送るうえで欠かせない水道やガス・空調をつなぐパイプを敷設する仕事を、配管工事といいます。
この配管工事を担う作業者が配管工です。
この記事では、配管工がどのような仕事をしているのか、さらにその年収についても紹介していきます。

配管工の年収はどのくらい?仕事に見合う収入は得られる?

配管工の仕事とは

配管工の年収を紹介する前に、まずは配管工の仕事について紹介していきます。
仕事内容が分からないと、年収が仕事に見合うかどうか分かりにくいからです。

生活に欠かせないパイプを敷設する仕事

配管工の仕事は、その名の通り「管」を「配置」していく仕事です。
私たちの生活には「水」「ガス」などが必要不可欠で、これらは管を通じて供給されます。

例えば、蛇口に水道水を給水するためには、水道本管からメーターを通し、各家庭の水道管を敷設する必要があります。
さらに汚水を下水本管に排出するためには、排水管を通す必要がありますよね。
これらの水道や下水道に関わるパイプを敷設する仕事は、配管工事の中でもとくに「衛生配管工事」と呼ばれています。

また料理をするために、ガスを利用する家庭も多いでしょう。
ガスはボンベから供給される場合と、道路などに敷設されたガス管から供給される場合があります。
ボンベからガス器具までガス管を敷設したり、ガス本管から敷地内にガス管を引き込み、ガス器具まで敷設したりする仕事は「ガス配管工事」と呼ばれます。

他にも冷暖房機器から空気を送り込み、室内の空気を排気するためには、ダクトと呼ばれる管を敷設します。
これらの管を敷設する工事は「空調配管工事」と呼ばれます。

配管工と一言でいっても、このように多様な分野に分かれます。

技術や知識が必要な仕事

これらの管を敷設する仕事は、一見簡単に見えるかもしれません。
ですが、実際にはミリ単位の正確性が求められる仕事です。

例えば水道管なら、「水道本管から蛇口までどのように水道管を配置するか」「接合部分から水漏れが発生しないようにするにはどうすればいいか」などを考えなければなりません。
また排水についても、どこからどのような排水を流すかによって、使う管の太さや勾配を計算して設置していく必要があります。

配管工はこれらを確実に理解し、接合するための技術を習得する必要があるのです。
また机上の計算では分からないことが、現場では発生する可能性があります。
そのため状況に応じた適切な対応ができる柔軟さも、配管工には求められるのです。
これらの技術は現場をこなし、経験を重ねることで得られます。

配管工の年収

仕事内容が把握できたところで、次は年収の話に移っていきましょう。
厚生労働省が毎年業種別の平均年収を発表していますが、2020年の調査では配管工の平均年収は、461万円でした(令和2年度賃金構造基本統計調査)。
他の建設業の仕事と比較した場合、大工が378万円でしたので、配管工はやや高めの年収といえます。

ただ配管工は先ほど説明した通り、経験を積み、技術や知識の習得が必要な仕事です。
また年収についても、ベテラン工と経験が浅い配管工とではかなり違いがあるため、それらも考慮して判断する必要があるでしょう。

初任給は17~20万円前後

これから配管工として働こうとする場合、初任給は17~20万円前後が相場といわれます。
大卒の初任給がおおよそ20~21万円といわれていますので、比較的高めといえるでしょう。
また配管工の場合は、未経験者でも比較的採用されやすいといわれています。
配管工になるために必要な資格はとくになく、実務を通じて技術や知識を重ねることが重要です。

経験を重ねると年収も上がる

配管工は経験を重ねることで年収が上がる仕事です。
例えば、経験5年目で年収364万円程度だった人も、10年目になると年収460万円程度となっていくことが想定されます。
もちろん経験だけではなく、年齢や地域、企業規模によっても年収は違いが出てきますが、技術を磨きながら年収アップを目指せる仕事です。

資格取得により手当が得られる場合も

配管工として働くために必要な資格はありませんが、配管工としてのスキルを証明するための資格はいくつかあります。
これらの資格を取得することで、資格手当などが得られる場合もあります。

配管工として取得を目指すとよいのは「配管技能士」と「管工事施工管理技士」です。
もし職場が衛生配管工事を施工しているなら「給水装置工事主任技術者」の資格もおすすめです。

また資格取得はスキルの証明以外にも、知識や技術の習得に役立ちます。
とくに配管工の場合、資格取得の勉強がそのまま実務にも活かせるからです。

まとめ

配管工は、建設業の中では比較的年収が高めの仕事です。
経験を重ね技術や知識が向上するに従い、収入アップも目指せるため、やりがいも得られるでしょう。
また仕事内容自体も社会貢献につながるものです。
生活に欠かせないライフラインに関わる仕事なので、人の役に立っているという充実感が得られますよ。
配管工事の仕事に興味がある方、人の役に立ちたいと考えている人は、当社で働いてみませんか。
未経験の方には一から丁寧に教えますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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