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ポンプの呼び水のやり方は?仕組み・原理となくなった場合の対処法について解説!
ポンプの呼び水は、建設現場や工業施設などでよく行われます。
しかし、正しいやり方を知らないとうまくいかないこともあるので注意が必要です。
本記事では、ポンプの呼び水について詳しく解説します。
ポンプの呼び水とは何か、その仕組みや原理はどのようなものなのか、そして呼び水を行う際の具体的な方法や注意点について紹介します。
また、万が一呼び水がなくなってしまった場合にはどうすればいいのか、その対処法も併せてご紹介します。ポンプの管理やメンテナンスに携わる方々、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
ポンプの呼び水とは?
ポンプの呼び水とは、ポンプが効率的に作動するために必要な水をポンプ内に導入する作業を指します。
通常、ポンプを起動する前に、ポンプの胴体内を水で満たす必要があります。
これにより、ポンプ内の空気が排除され、配管内が水で満たされるため、ポンプが正常に動作し効率的に水を供給できるようになります。
ポンプの呼び水は、ポンプの性能や耐久性を維持するために欠かせないものです。
ポンプの呼び水のやり方
ポンプの呼び水を行う方法は以下の通りです。
呼び水口のプラグを開けて水を注ぐ
まず、ポンプの呼び水口にあるプラグを取り外し、水を注ぎます。
この際、十分な量の水をポンプ内に注ぎ込むことが重要です。
水の注ぎ方や量は、ポンプの種類やサイズによって異なりますので、取扱説明書を参考にしてください。
空気抜きのキャップを取り、空気を抜く
次に、ポンプに空気が溜まらないようにするために、空気抜きのキャップを取り外します。
このキャップを外し、空気が排出されるまでポンプを起動します。
これにより、ポンプ内部の空気が完全に排除され、効率的な作動が可能となります。
電源を入れてポンプを起動する
水を注ぎ、空気を抜いたら、次にポンプの電源を入れて起動します。
ポンプが正常に動作しているかを確認し、必要に応じて調整を行います。
プラグ口から泡が出るのを確認し、水を追加する
ポンプを起動した後、呼び水口から泡が出るのを確認します。
もし泡が出た場合は、それが水面に届くまで繰り返し水を注ぎます。
泡がなくなり、水がきれいに出るまで繰り返し作業を行います。
水の温度を確認し、必要に応じて調整する
呼び水を行う際には、水の温度も確認してください。
特に冷水ポンプを使用する場合は、水温が低すぎるとポンプの性能に影響を与えることがあります。
必要に応じて温度を調整し、最適な状態に保ちます。
電源を切り、蓋を閉める
呼び水作業が終了したら、ポンプの電源を切り、呼び水口のプラグを閉じてください。
また、空気抜きのキャップも元に戻し、ポンプを保管する際には蓋をしっかり閉めてください。
以上が、ポンプの呼び水を行う基本的な手順です。
ポンプの呼び水がなくなった場合における対処のやり方
万が一ポンプの呼び水がなくなった場合の対処法は以下の通りです。
・呼び水口から水を追加する。
・空気抜きを行い、ポンプ内の空気を排除する。
・配管内に十分な水を充填する。
・必要に応じて専門家に相談する。
ポンプの呼び水を行う際の注意点
ポンプの呼び水を行う際には、以下の点に注意してください。
・ポンプの電源を切ってから作業を行う。
・水を注ぐ際には、周囲の安全を確保する。
・空気抜きを十分に行い、ポンプ内の空気を完全に排除する。
・水の温度や量を適切に調整する。
ポンプの呼び水についての疑問は専門家に!
ポンプの呼び水に関する疑問や不明点がある場合は、遠慮せずに専門家に相談しましょう。
作業には正確な知識と経験が必要です。
専門家は豊富な専門知識を持ち、様々な状況に対応するためのノウハウを有しています。
正しい知識と適切な指導を得ることで、ポンプの管理やメンテナンスにおけるトラブルを回避し、安心して作業を行うことができます。
株式会社ヒビヤトは建設現場で設備の配管工事、主に空調設備・衛生設備をおこなっている企業です。
ぜひ相談してみてください。